CEATEC JAPANに参加したときに農業のデータ連携基盤についてセミナーを受講してきました。
ちまたでは農業とIOTの連携やビッグデータの活用というバズワードが独り歩きしていますが、
まだまだ実用に耐えられるとは考えにくく、その理由の一つとしてデータの形が一定でないことやデータを個人や企業が抱え込んでいることが原因の一つだと考えられます。そのソリューションの一つとして、データを共有し誰でも扱いやすい状態にして置くことが考えられます。
今回はWAGRIというアプリケーションの紹介だったのですが、
wagriのパンフレットには
「農業の担い手が、データを使って生産性の向上や、経営の改善に挑戦できる環境を作るためにデータの連携や提供機能を持つ農業連携基盤を構築」
と書いてあります。
どうやらビッグデータを扱いやすくするためのデータベースをみんなで力を合わせて作成するということみたいです。
農業データの構造化と連携で目指すところは
○複雑なデータをパフォーマンスよく処理する
○農業知識発見アルゴリズムの実装
ということです。
これはどういうことかと言うと、
作物の生育に影響を与えるデータを例に取ると、
栽培環境データ(気象、土壌、水)、生育・栽培記録データ(品種別)、地域
という因子があり、作物の生育に影響を与えるデータは膨大かつ多様であるので協力(連携)して取得したほうが効率的だということと、
ビッグデータによる様々な知識の発掘は、解は一つではないので地域性を活かした知識が重要になってくるということです。
つまり、データを内々に抱え込まずにみんなで共有しようということです。
そのためにwagriのAPIで簡単に扱えるようになっています。
APIの種類としては
気象
農地
地図
生育予測
土壌
統計
があり、一つ一つのアプリケーションの使い方を覚える手間を省けるので
非常に便利そうです。
例えば、自分が実装するとしたら現地で取得した温度データとリモートセンシングで取得した温度データを比較するためにGISの使い方を覚える必要があると考えていたのですが、このAPIを利用すると簡単に解決できそうです。
取得したデータはポリゴンを使って地図上に配置することで、視認性も非常に高くなっています。
また、APIなのでブラウザさえあれば利用できるので非常に手軽だと感じます。
おそらく農業でIoTの実装とビッグデータ解析を行うには、情報の収集、特に自分以外のデータの収集がボトルネックになってくると考えられますが、その部分はWAGRIの使用によってかなり解決できる可能性があります。
実際に使ってみて感想を書く予定だったのですが、
個人での登録は受け付けていなかったのでまだ使用することができていません。
登録、使用は基本的に無料みたいなので準備が整ったら使用してみようと思います。