CEATECJAPANに行ってきました。
展示物の中で中村が気になったものを上げていきます。
まずは株式会社シキノハイテックさんのインテリジェントカメラです。
文字や顔認識、QRコードの認識ができ、
QRコードに至っては同時に4つほど認識していました。
また画像の歪み補正もオートでできるようになっており、
ものに貼り付けて歪んでしまったQRコードも問題なく認識していました。
またカメラでは機械学習はできませんが、
機械学習したデータは入れておくことができるので、
製品の良品、不良品判定もできるようになっています。
POE給電もできるようになっていましたので、工場での製品検査も想定されていそうです。
次は株式会社リンクスさんのHALCONです。
HALCONは画像処理用のライブラリで2000以上の画像処理関数が入っています。
動画中では良、不良判定を行っていましたが、結構なスピードで判定しています。
また対話形式で簡単に実装できるそうです。
無償体験学習キットもあり一ヶ月間無償で体験できるそうなので
一度試してみる価値がありそうです。
これは面白いなと思ったのが、
OKI電子さんのフライングビューです。
これは車輌の4方向にカメラを設置して、
その映像を合成することによって、自由視点の俯瞰映像を作成するといった技術です。
リアルタイムで合成でき、その映像も驚くほど違和感がなかったので
実際の車輌に搭載されると非常に便利だと感じました。
ラティスセミコンダクター株式会社さんのsensAIも非常に興味深く感じました。
小型で消費電力も小さく安価で、IoTにも利用できそうなFPGAです。
実際に画像判定程度であれば環境計測用デバイスに組み込んで利用できそうな感じです。
今回の展示会を通じての感想は、
全体的にセンシングの可視化というものが多いなという印象です。
もちろんAR,VR、自動運転も
それだけ世間からの注目が多い分野だということでしょう。